新築の隣人トラブル体験談!事前に近隣調査は必要なのか?

べあ

新しい場所に住むということは新しい人間関係を作るということです。
ご近所、特に隣人との間でトラブルが起こると毎日の生活がストレスになってしまうこともあります。

今回は新築購入後にそんな隣人トラブルを経験した30代の主婦の方の体験談です。

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住む前は想像できなかった思いがけない隣人トラブル

2016年に土地を購入し、ご近所のハウスメーカーに頼んで、お家を建ててもらいました。
わりとこだわりの強い夫なので、部屋に対するリクエストが多かったのですが、メーカーさんは柔軟に対応してくださりました。

ほとんどの箇所は満足しているのですが、1つだけ失敗したなぁと感じている箇所があります。
それはお隣さんのことです。

便利な洗濯干し場が実は問題だった

一般的なお宅は、2階のベランダや、家の外の少し広い場所に物干し場がありますよね。
うちの場合、1階の他人からは見られない一箇所に洗濯場をつくってもらいました。

雨の日でも洗濯物が干せ、洗濯物を他人に見られないというメリットを考え設置してもらいましたが、問題は洗濯干し場のすぐ隣に一人暮らしのお婆さんのお家があるということでした。

お隣のお婆さんはお一人で一軒家に住んでいて頻繁に息子さんが様子を見に来ているようでした。
そして、たまに玄関先でお婆さんが怒られているようでした。

便利な洗濯干し場が隣人のお婆さんとの話し場に

そのため、お婆さんはいつも寂しかったのでしょう。
私が洗濯物を干そうと洗濯場のドアを開けると、その音を聞きつけてか、お家からすぐに出てこられてお話をしてきました。

自分と亡きお爺さんとのなれそめの事、自分が子育てをしていた時のこと、自分がかかった病気の事などなど。
時間があるときは良いのですが、用事があるときは非常に焦ってしまうし、お婆さんを傷つけるのではと非常に困りました。

次第に話だけでは済まなくなっていった

月日がたっていくと、だんだんお話だけでは済まなくなりました。
自分が死ぬ前に物を減らしたい、いわゆる「終活」をうちにしてきたのです。

我が家には小さな子供がいたので、お婆さんのお子さんが子供の時に旅行先で買ったキーホルダーや、未使用のキャラクタータオルなどを持ってきました。
その場に我が子もいたため、子供が「欲しい!ありがとう!」と言ってしまい、お断りができず、もらってしまいました。

すると、今度は、自分の畑に生えていたという菊を引っこ抜いて、育てたらどうか?と洗濯干し場越しに持ってこられました。
わざわざ引っこ抜いてもってこられたので、断れず、またしてももらってしまいました…。(菊は好きではなかったのですがお婆さんが見ていたため植えました。)

するとそこからどんどんエスカレートし、「本棚はいらない?」とか「花の鉢植えはいらない?」と、洗濯干し場を通して、次々に持ってこられました。
結構ですよ、とお断りしても、昔ながらの風習や便利だったストーリーを永遠とお話しされました。

私はだんだん洗濯物を干しに行くのがストレスになっていきました。
次第に、物音をなるべく立てないように洗濯干し場のドアを開け、洗濯物を干すようになりました。(それでも気づいてお婆さんが出てくるときがありましたが…)

お婆さんのあげたい欲は全然おさまらない

どれだけお断りしてもお婆さんのあげたい欲は止まりませんでした。

ある日、玄関のチャイムがなったので、誰だろう?とインターホンの画像を見ると、隣のお婆さんが立っていました。
直接お顔を見るのはしんどかったので、ドキドキしながらインターホン越しに会話をしてみました。

すると「魚をたくさんもらったので、困っているからもらって欲しい」とのことでした。
以前、お婆さんは、行きつけの魚屋さんで魚を購入することがあると言っていたので、今回の魚もきっとお婆さんのお金で買われたに違いないと思い丁寧にお断りしました。

しかし、お婆さんは引き下がらず「どうしても!!」と、とてもしつこくおっしゃられました。
困り果てた私は強い口調で「これ以上なにかをもらってと言われたら、お婆さんの息子さんにお話ししなくてはいけなくなります」と言いました。

すると、お婆さんは、息子さんに怒られることを恐れてその日から一切「物をもらってくれ」と言わなくなり、私が洗濯物を干す際にも出てこなくなりました。

今は前ほどはコソコソと洗濯物を干すことはなくなりました。

隣人に誰がいるかを知ることはとても大事

これから家を建てる方へのアドバイスはは、お隣にはどんな家族構成の方が住んでいるのかよくリサーチしてほしいということです。

我が家ももちろん、家を建てる前にご近所さんのリサーチはしていましたが、人からよく聞いていたのは息子さんご家族の話で、お婆さんが別棟にいるとは聞いていませんでした。

また、ご近所のご家族の責任者と、お話ができる、やりとりができる間柄かどうかというのもとても大事だなと思いました。

新築をすることは新しい人間関係を築くこと

べあ

新築をすればこれからずっとそこで過ごすことになります。
近隣住民、特に隣人はとても重要です。

今回のお話は、新築とは新しい人間関係をつくることであり、それは生活の快適さに影響を与える可能性があるということを教えてくれる貴重な体験談だと思います。

べあ

家族構成は分かっても、家族にどんな性格の人がいてどんな問題を抱えているかなどはなかなかわかりません。
でも、土地を買う前に詳細な近隣調査をしてくれる不動産屋もあります。そういう所で取引ができるといいですね。

べあ

新築をするということは、あなたは新しい土地に飛び込む身です。選ぶ権利があります。

人間関係は運と言ってしまえばそれまでですが、工務店やハウスメーカーによってはそういう事まで調べてくれる所もあるので一度聞いてみると良いと思いますよ。

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