火災保険の保障内容選びの失敗談。加入前に調べるべき事とは?

べあ

今回は火災保険の保障内容選びに関する失敗談です。
ほとんどの方は新築が始めてで、火災保険の保障内容や選ぶときの考え方などについての知識は無いと思います。
ぜひ参考にしてください。


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火災保険の保障内容を選ぶ時は、住む地域の気候を考慮して

建坪35坪のやや大きめの建売住宅を今から10年前に購入しました。その中で私が失敗したなと感じたことは、火災保険に落雷保障を付けなかったことです。

住宅を購入をする時、火災保険を調べていたのですが、

・地震保険に加入するか?
・建物の保険及び家具の保険はいくらまで保障するか?
・火災以外のどんな災害を保障するか?

この辺りが悩みどころでした。

私が住む地域は、地震や水害が少ないので、火災に対する保険だけで問題ないだろうと考えていたのが間違いでした。

私が住む地域は、平らな土地で高圧線が目で見える位置にあります。山が近く、山と平地の境目も近いので実は雷が発生しやすい地域だったのです。雷だけでなく、雹(ひょう)も2~3年に1回は降るような地域でした。

こういった地域なので、近年は雷がよく発生しているし、落雷の件数が増加しているようにも思います。住む前にこれらに気づき、火災保険に落雷の保障を付け、電化製品の故障に備えておけばよかったと後悔しています。

実際に落雷の被害を受けた

実際に、住み始めてから7年目に落雷でエアコンが故障しました。落雷の保険に加入していれば全額無料で直すか購入してもらえました。

エアコンは購入してから5年ほどだったので、まだまだキレイで先々まで使用できる状態でした。修理を依頼すると、見積もりの出張だけで5,000円も発生してしまいました。見積りは、基盤交換だけで直るなら16,000円位で、室外機も壊れていると30,000円位との見積もりでした。不幸中の幸いにも、室内機は基盤の交換だけで使用できるようになりました。

落雷の被害は地域に及ぶことも

その落雷があった時、修理業者のサービスマンに話を聞いたのですが、落雷をした近隣ででエアコンの修理が急増していたそうです。ある家庭ではテレビも洗濯機もあらかたの家電が被害を受けているという話も聞きました。

落雷は落下した場所だけでなく、地域の家電が一気に損害を受けてしまうこともあるのです。落雷で家電が故障してしまうのは、滅多に無いことなのかもしれません。しかし、落雷のたびに家電の故障を心配するのも不便でなりません。

落雷でエアコンが故障して以降、エアコンを使わない季節はコンセントは抜くようになりました。しかし、テレビなど、普段から頻繁に使用する家電はいちいちコンセントを抜くことができません。ニュースで自宅付近で雷雨が発生すると速報が入るたびに心配になってしまいます。

最悪の場合、家計の破綻にも繋がりかねない

我が家の場合はオール電化なので、IHコンロやエコ給湯や太陽光発電など、高額な電気機器を多数使用しています。これらが全滅したら一気に家計が破たんしてしまいます。

これがもし落雷に対応した火災保険に入っていれば、落雷で家電は壊れるかもしれませんが、金銭的な心配だけはしなくて済むようになります。本当に加入しておけばよかったと後悔しています。

保険料は高くなっているが、購入前ならローンに組み込める

私が加入した時は、火災保険は35年一括の支払いがありました。落雷に対する保険料は当時35年一括払いでプラス20万円はかからなかったと思います。これが後から加入すると30万円ほどかかると言われました。

住宅購入時の保険料は住宅ローンに組み込めます。例え自己資金が少なくても住宅購入時なら比較的容易に落雷の保障をつけることができます。しかし、後からでは自己負担になるので家計のことを考えても先に入った方が良いように思います。

保障内容を選ぶ時は慎重に

これから住宅を購入するなら、保険は慎重に選んで欲しいと思います。火災保険で住宅や家財の保障を付けると思いますが、住む地域で起こり得る災害を考慮して他の保障も考えてください。

例えば、水害の可能性が高い地域は水害も加入したほうが良いでしょう。最近では、ゲリラ豪雨や落雷の発生も多くなっているので、これらの保障も付けておいた方が良いと思います。

全国的に災害の発生件数が増え、保険料も高くなっている傾向にありますが、備えあれば憂いなしです。

例えば、地震保険は私が加入した当初は、年額15,000円位でしたが現在では19,000円ほどです。値段は高くなっていますが、東日本大震災や熊本の地震も発生しており、いつどこで地震が起こるか分かりません。加入しておいても後悔は無いと思います。

私はこれらの災害のことを考慮せず保険を選んでしまい今でも後悔しております。私の失敗談を参考にして下さると嬉しいです。

火災保険はもしもに対応するため!可能性があるなら入るべき!?

べあ

火災保険の保障内容は本当に迷います。全ての保障を付ければ良いと思うかもしれませんが、値段が高いのでちゃんと考えないと住宅購入の資金計画も狂ってしまうからです。

火災保険はもしもに対応するための保険です。そのため、私の考えでは、少しでも可能性があるなら加入した方が良いと思います。

べあ

ただ、値段の問題もあるので保障内容選びは慎重にしてください。体験者さまが言うように、これから住む地域で起こり得る災害のことを事前に調べると良いと思います。

もし災害が起こりやすい地域なら、その地域で住宅は購入しないというのも一つの選択肢だと思いますよ。

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