建売住宅の失敗談。日当たりの良い家を選ぶ時の注意点は?

べあ

今回は誰もが気にする日当たりに関する失敗談です。

30代前半の女性の方の体験談になります。

体験談の最後に書かれている建売住宅を探す時の注意点はとても勉強になると思います。彼女の失敗談も含め、ぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク

即日契約で確認不足。住んでみたら日当たりが悪い家だった


私が建売住宅で失敗した点は日当たりです。
まずは住宅購入に至った経緯をお話ししたいと思います。

私たち家族は私、主人、当時1歳になる子どもの3人家族です。主人の転勤に伴い、家賃補助が会社から出なくなったのをきっかけに住宅を購入しました。子どもの成長を考えて、賃貸にも限界を感じていた時期でもありました。

私も主人も面倒臭がりなこともあり、1からプランニングをする注文住宅はまったく考えていませんでした。なので、もっぱら建売住宅の情報だけをネットで探していました。もともと賃貸マンションに住んでいたので建売住宅に対しての抵抗感はありません。

条件に合う建売を見つけて、見学をすることに

条件としては、主人が電車通勤だったので駅から徒歩20分圏内であること。4LDKの広さであること。近くにスーパーなどの生活施設があること。駐車場に車が2台駐車できること。狭くても庭があり、植木がないことでした。

その条件にあう物件があり、まずは資料請求をしました。もともと気になっていた物件の他に似たような物件の資料も同封されており、さっそく見学の予約をしました。

見学から即日で契約、心配だった日当たりの確認はしていなかった

同じ会社で3件ほど見学をさせて頂き、一番リビングの広い家をその日のうちに契約しました。子どもが営業の人に懐いたことと、見学中に子どもが興味を示した物件であったことが大きかったです。また、当時住んでいた賃貸マンションが家賃の割に狭く、使い勝手が悪かったので早く出たい気持ちがあったもの大きな要因です。

ただ、見学をした日が雨が降る悪天候であった事とその日のうちに契約をしたことが失敗の原因でした。奥まった場所に建てられた家なので日当たりが心配だったのですが、見学をした日は雨でまったく太陽が出ず、日当たりの確認をすることができませんでした。

日が当たらない家はそれなりに不便も多い

実際に住み始めて分かったのですが、1階のリビングに日が差し込むのは午前中から午後の早い時間だけ。冬になればお昼には陰になってしまいます。おかげで冬の洗濯物は午後2時には取り込まなければ冷たくなってしまいます。日が陰るのが早いので、干すのもその分早くしなければなりません。

多少の日当たりの悪さは立地場所から覚悟はしていたのですが、ここまで日が差さないとは驚きでした。季節によってここまで日当たりが変わるのは、住んでみて初めて知ったことです。太陽の光が入らないだけで部屋の暖かさも全く違います。

また昼間でも薄暗く常に照明を点けている状態です。太陽光とは違い、味気ない光なので調光で暖色系にしているのがせめてもの抵抗です。

即日契約は絶対ダメ!時間を変えて内覧を

さて、以上を踏まえてこれから建売住宅を購入する方へのアドバイスです。

まずは、その日のうちに契約をしないこと。
見学をしても、その時の状況しか見ることができません。まさに私たち家族が陥った失敗はここです。

気に入った物件が見つかったら、最低でも3回は内覧してください。それも朝、昼、夕の時間帯それぞれで見学することをおすすめします。時間を分けて内覧することで1日の日当たりをチェックすることができるからです。また、周囲の状況や生活音もそれぞれの時間帯で確認できるので一石二鳥です。

探す時期は冬が良い?

また、引っ越しを迫られている状況でなければ、長いスパンで物件を探した方が良いと思います。季節によって日照条件は変わりますので、本当に日当たりを重視したいのであれば、冬の時期に内覧するとよいでしょう。一番日照時間が短いので、それ以上悪い日当たりになることはないからです。

家の購入は慌てないこと!何を重視したいのか確認を!

私たちは当時住んでいた賃貸マンションから早く引っ越したいあまりに焦っていた部分もあり、反省しております。

ここまで書きましたが、決して今の家が嫌いだという訳ではありません。日当たり以外は私たち家族にピッタリの家なのです。実際に住んでいて日当たり以外での不満はありません。もともと日当たり自体を甘く見ていた私たちに原因があるのです。近くに公園も多数あるので日に当たりたければ外に出かけていけばよいだけの話ですから。

家の設備に不満があれば極端な話がリフォームで解決することもあります。ですが、日当たりという立地条件や自然現象だけはどうにもならないのです。それこそ吹き抜けの採光重視の家に建て替えるしかありません。

なので、何を最も重要視すべきなのかを明確にして、何を妥協するのか。これが家を購入する上で最も大切なポイントです。そして物件を探すにあたり、時間的に余裕を持ちましょう。
家は一生の内で一番高額な買い物です。すぐに買い直せるものでもありません。

これから建売住宅を購入される方へ、少しでも私の体験が参考になれば幸いです。

建売購入は急かされることも!必要なことを確認する前に契約はしないこと!

べあ

家を買う上で日当たりはとても重要です。しかし、体験者さまと同じように、内覧日の天気や季節の関係や契約の関係で日当たりをよく確認せず購入してしまうということもあり得ます。

実際に目で見て確認するのが一番ですが、どうしてもその時間がない時は、前方のスペースと斜め前の建物からある程度の推測はできると思います。日当たりが良くなどれくらいの日当たりになるかある程度予測ができます。それについてはこちらのページにも書いています。

南道路でも暗い家になってしまう土地とは

ぜひ参考にしてください。

べあ

建売住宅の購入は早い者勝ちです。良い物件を内覧すると、急がないと売れてしまうという気持ちが湧き、それが焦りとなりよく確認をしないまま契約という形に結びつきます。

営業マンは急かしてくると思いますが、そこは冷静になり、一度は絶対に家に帰るようにするべきです。そして、冷静になり、しっかりと確認するべき項目をチェックしてから契約をするべきです。

日当たりの確認方法や季節に関する話など、今回の話はとても参考になったと思います。
貴重な体験談をありがとうございました。

スポンサーリンク

記事下の下




記事下の下