新築の近隣トラブル体験談。土地選びで陥りがちな落とし穴とは?

べあ

今回のお話は30代後半の女性の方の体験談です。

安くて条件が良い土地を探している人は多いと思いますが、そんな中にも予想できないトラブルの可能性があることを教えてくれます。

ぜひ参考にしてください。

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値段も安く南向きの分譲地!理想の土地は理想でない住人が集まる場所だった

私は、2015年頃に土地から探して注文住宅を建てました。そんな私たちの一番の失敗は、住宅を建てる土地選びでした。

土地は住宅メーカーや不動産屋に希望を伝えて探してもらいましたが、どれだけ時間をかけても、探す範囲をかなり広げても予算内に収まる土地が中々見つかりませんでした。

親の土地や援助などもなく、建築費との兼ね合いでどうしてもこのラインを越えたくないという金額があったため、土地を探してくれた担当者をさんざん悩ませてしまいました。

予算内の土地は不便な場所ばかり

どうにか予算内で出てきたのは、周りに何もないバスすら通っていない寂しい土地、日当たりが絶望的に悪い土地、すぐ隣に巨大な鉄塔がある土地、線路と墓地に挟まれた土地、新幹線と大型トラックの騒音がひどい土地など、妥協してもしきれないような場所ばかりでした。

自分たちの予算では絶対に駅近は望めないと分かっていたので、せめて駅に行くためのバス停が近く、日当たりが良くて、騒音が少ない土地を探し続けました。

やっと見つかった希望の条件を満たす土地

土地を探し始めて半年ほど経ったある時、諦め半分で入った地元の不動産屋で、建築条件付きの土地を紹介されました。建築条件付きとは、指定されたハウスメーカーや工務店で家を建てる、土地と家のお得なセット販売のようなものです。もしどうしても別のハウスメーカーで家を建てる場合は、数百万円が上乗せされてしまいますので、お得感が無くなってしまいます。

案内された土地は、余裕で私たちの予算内で収まり、希望していた条件を全て兼ね揃えていました。

そこは新しくできた10軒分の分譲地のひとつで、南道路で日当たりが抜群、近くにはバス停とスーパーがあり、生活に大変便利です。大きな道路から道一本入って行くので、車の騒音も気になりません。

ハウスメーカーではなく、聞いたことのない工務店にお願いするのは少々不安ではありましたが、何度か担当者に会って打ち合わせをしているうちに、不安が払拭されていきました。

私たちは頭が痛くなるほど良く考えた上で、この土地を購入することに決めました。今までで一番の理想的な土地に見えました。雰囲気を確認するため、昼も夜も土地を見に足を運びました。

新規分譲地で絶対に予想できないこととは?

でも、どれほど考えてもひとつだけ予想ができなかったことがあったのです。

それは、私たちと同じタイミングで家を建てる、ご近所さんがどのような人か、です。建築担当者に聞いてみましたが、まだ購入者が決まっていない土地の方が多かったため、実際に家が建つまで分からない状態でした。

この土地のリーズナブルな価格から、なんとなく、若い家族が多いような気はしていましたが、まさか道路族が集まってしまうとは思いませんでした。

道路遊びが激しい家族がいて不自由が多かった

同じ分譲地に越してきた家の子供たちは、一日中道路で遊んでいて、放置された自転車やおもちゃなどのせいで車の出し入れが困難です。

また、勝手に他所様の土地に入って足をダンダンふみ鳴らしたり、全力でボールを壁や車にぶつけてきます。我が家の駐車スペースでお構いなしに大人数で遊んでいるときは呆れてしまいました。

母親は自分たちのおしゃべりに夢中で子供をなかなか注意しません。普通小さな子供は5時になると家に帰るものですが、暗くなっても遊び続けているので困ったものです。

またある家では、休みの日になると駐車スペースでホームパーティーや夏には花火を行っています。花火の時などは窓を開けていると煙が我が家に充満してしまいます。火事も心配です。外なのに子供の叫び声と大人の大きな騒ぎ声は深夜までやむことがなく、土日の夜は眠れずにストレスがたまってしまいます。

できれば直接注意をしたいのですが、これからのご近所付き合いのことを考えると、気まずくなりたくないと思ってしまい、今までずっと我慢をしています。

土地の値段が安ければ相応の人が集まる可能性が高い

私たちの失敗の原因は、土地の予算を安くしすぎたところにあります。格安な土地に思わず飛びついてしまったことを深く反省しています。

住宅を購入するまでは、これから長いローンを払って行くことを考えると、あまりに高い土地には尻込みしてしまいました。しかし、安い土地に集まってくる人達がどんな家族かということについて、想像力が足りなかったと反省しています。

やはり高い土地には品の良い人々が集まってくるものです。頑なに予算を守らなければ、とは考えず、もう少しだけ予算をあげて探してみたら違う結果になっていたのかもしれません。

これから一生住むであろう場所で、快適な生活を送るためには多少予算をオーバーしても仕方ないという覚悟で土地探しをすることをお勧めしたいです。

安くてお得な土地はそれ相応の何かがあると思うべき

べあ

安くて条件の良い分譲地はただお得なだけと思っていましたが、体験者さまの言うように、それ相応の人が集まる可能性があるとは知りませんでした。

注意したら今後のご近所づきあいが悪くなりそうで怒れないというところも理解できます。ご近所内でイジメとかに発展したら住むのも苦になってしまいますからね。

べあ

安かろう悪かろうという言葉がありますが、これは土地にも当てはまるようですね。もちろん安くて条件の良い土地の全てが悪いわけではありませんが、ただ得をしたと考えるだけではなく、それ相応の何かがあるという覚悟はしておいた方が良いのかもしれませんね。

とても勉強になりました。貴重な体験談をありがとうございました。

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