新築時の火災保険は早めに見積りを!予算オーバーに繋がった失敗談

べあ

今回は30代後半の男性が経験した火災保険に関する失敗談です。

火災保険なんて何でもいいよと思っていませんか?
火災保険はあなたのこれからの生活や新築の資金計画に影響を与えるるとても重要な物です。

お金にまつわる失敗はあなたの人生に大きな影響を与える可能性があります。ぜひ参考にしてください。

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無知だったばかりに火災保険で大失敗

私が注文住宅を買う中で失敗したなと思うことは火災保険です。
何が失敗だったか詳しくお話しします。

私が新築をしたのは2014年です。
家を買う前、

注文住宅はどんなに勉強しても必ず1つは失敗をする

と脅されていました。

私は、石橋を叩いて渡るような性格なので、それを気にしすぎていました。
慎重に慎重に、失敗しないよう色々なことを勉強しました。

特に勉強したのは住宅ローンです。
お金が無くなると夫婦喧嘩が多くなる、家族の仲が悪くなると聞いたのでそこだけは特に気を使いました。
住宅ローンの支払いに苦しんで家族関係が壊れないことが一番だと考えたのです。

何度も何度も予算をシュミレートしました。
そして、その中には当然、火災保険の料金も入っていました。

火災保険の予算は35年一括で55万円に設定しました。
今は10年が上限ですが、当時は35年一括というお得なプランがあったのです。

保険料も割安だし、私の中ではその一択でした。
それはそうと、なぜ35年一括で予算55万円なのか?
それは、先に新築をした友人の火災保険料が約50万円だったからです。

総額を減らすために形の無い証明にすら気を使った

家の設計をするときも予算には注意をしました。
できるだけ無駄なものは減らしました。
その中には耐震等級や省令準耐火といった形がない証明も含まれています。

建売なら当たり前に付いている耐震等級3、これは注文住宅だとそれを取るだけで数十万円します。
ただの証明で数十万円です。
例えそれが無くても耐震等級3並の設計にしてもらえばいいだけのことなのです。
売る予定も無いし私にとっては無用な物でした。

同じように数十万円の値上りとなる省令準耐火構造もやめました。
これは家の作り方に制限が加わるのですが、火事の時に燃えにくい家であるという証明です。
数十万円の値上がりだし、特に必要ないと思ったのでこれも削りました。

そして、これが思わぬ結果になったのです。

ギリギリになっての見積もり、火災保険の金額を見て青ざめた

火災保険の見積りは上棟が終わり、家も完成間近になってから行きました。
家の総額はもうほぼ見えている時期です。
住宅ローンの総額もほぼ決まっていました。

保険の営業マンに図面など多くの資料を見せて見積もってもらうと、なんと35年一括で約150万円という見積りが出たのです。

省令準耐火が火災保険を安くする

友人の話では50万円でした。
なぜこんなに違うのか。
私は保険の営業マンに質問しました。

省令準耐火の建物だと保険料がお安くなります。

これが営業マンの答えでした。
そうです。友人の家は省令準耐火の建物だったのです。
私は不要だと思って削った省令準耐火、これが保険料減額のカギだったのです。

身から出た錆、勘違いで大きな予算オーバー

愕然としました。
思い返せば、確かに省令準耐火を付けるか聞かれた時、ハウスメーカーの営業マンは火災保険の料金が安くなると言っていた気がします。
しかし、私はその金額を数万円安くなる程度だと勝手に思っていたのです。

耐火の建物にすれば火事になった時に家族の命が助かる可能性が高まります。
更に家の値段もトータルで安くできたのです。

これは完全に失敗でした。

結局、大幅な予算オーバーとなり、火災保険から水災の保障を外しました。
幸運にも我が家は水害の危険が極めて低い地域だったのです。
それで50万円ほど安くなりましたが、結局は100万円までしか減らせませんでした。
結局、予算オーバーになってしまい、住宅ローンを多く借りることになってしまいました。

火災保険の見積もりは絶対に早くやるべき!

これから家を買う人へのアドバイスは、火災保険の見積りはできるだけ早くした方が良いということです。
私とあなた、あなたの知人、全ての場合できっと値段が違います。
ちゃんと見積りをもらってから予算を組まないと大きなミスに繋がる可能性があります。

加えて、どんな物でも見積りをしないといけないものは早めにやるべきです。
住宅ローンや生命保険の見直しも必要ですよね。
それらは全て早めにやるべきだと思います。

見積りが分かれば家全体の購入費や購入後の月の固定費ののズレを小さくすることができます。
一番いけないのは知人に聞いた額で勝手に見積もることです。
あなたと知人では条件が絶対に違うはずです。知人の例は参考にするべきではありません。

注文住宅は本当に決めることが多いです。
それなのに考えることができる時間も短いのです。

面倒なことや興味のないことは後回しにすると私と同じ失敗をする可能性があります。
なんでも良いと思っているものこそが実はとても大事だった、なんてことは多々あります。
お金の失敗は後々の生活にも大きな影響を与えるので本当に気をつけてくださいね。

火災保険は誰も教えてくれない!自分で勉強をしないといけない

べあ

何も考えずとりあえず設計士の言うことを聞いていれば今回の失敗はなかったかもしれません。
しかし、体験者さまのように注文住宅の内容を一つ一つ理解して、お金の管理までしっかりとする方ですと同じような失敗に遭う可能性はあります。

べあ

私たちは学校教育の中で火災保険のことは教えてもらえません。
家を借りたり買うという人生の一大イベントで必須なことであるにも関わらずです。

だから、自分たちで勉強しないといけません。
あなたはきっと少しでも良い家を建てるために勉強をしているのだと思います。
間取りや土地も大事ですが、それと同じくらい火災保険も大事です。

すでに土地や簡単な図面があるのなら今すぐにでも見積りを取るといいかもしれませんね。

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