建売住宅で後悔したこと。これだけは購入前に確認してほしい!

べあ

今回は建売住宅そのものに関しての失敗談です。40歳前半の女性からお話をいただきました。失敗談というよりは後悔したことに関する話になっています。

建売住宅の購入を検討しているならあなたにも起こりうる話です。ぜひ参考にしてください。

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不満は無いがこだわりもない、そしてこだわれない。それが建売住宅

10年前に建売物件を購入しました。
以前より希望していた地域に、本来ならば土地を購入し、自由設計で家を建てたいと考えていましたが、希望する新興住宅地は人気のエリアで土地の値段も高く、予算をオーバーする物件ばかりでした。

しかし諦めきれず、ハウスメーカーが手がける分譲以外にも、地元の不動産屋さんを中心に探し回りました。そして、大規模開発の売れ残りの場所に建売物件の売り出しが始まったと聞き見学にいきました。

これが建売住宅の魅力!格安で人気の間取り、目で見て確認してから買える

そこは、このエリアの最期の開発地だったのですが、早く売り切りたいためか人気の高い間取りに標準的な内容のオプションをつけた建売物件でした。価格も自由設計よりもかなりお得な内容でした。

実際に、間取りも使いやすく、日当たりも良好で、特段嫌な部分はありません。
予算内で、かつすぐに住める!
何より、自由設計のように頭の中のイメージだけでなく、実際の日当たりや動線をしっかり確認してから購入できる点に建売物件の魅力を感じ、購入にいたりました。

不満はないけど思い入れもない住宅

10年住んでいて大きな不満はありません。購入前と購入後でイメージが大きく異なる点もありません。
しかし、逆にここをこだわった!という確固たる執着や思い入れもありません。それが建売物件です。

購入時は、両サイドの家からの視線を考慮し、透明なガラスを磨りガラスへの変更をしたり、必要箇所には格子をつけたり、シャッターを追加で取り付けたり、外構工事で庭をいじったりはしました。

しかし、すでに出来上がっている間取りは大きく変えられません。ある程度は妥協を強いられます。納得していても、気になる部分があります。

どうしても妥協したくなかったキッチン

私としてはそれが『キッチン』でした。
私はオープンキッチンを希望していました。
カウンター部分に上からの吊り下げ収納がなく、オープンな感じで、キッチン、ダイニング、リビングがより一体感があり広々と感じられるオープンキッチン!
しかし、建売物件ではすでに出来上がっているキッチンで開放感がありませんでした。

不動産業者さんは、オープンキッチンよりも収納力が格段に高く、目隠しにもなるからと勧められましたが、やはりこの10年、キッチン部分が一番気になり、ある意味で建売物件の失敗ポイントだと感じています。もちろん、生活する上で収納力は非常に大切だし、このキッチンは便利です。オープンキッチンでなければいけないわけではありません。

しかし、自分のこだわりだったり、やっぱりこうだったらよかった…と、かなり感じるのがキッチンです。

子供が小さい時は特に不便を感じた

子どもたちが小さい頃は特に感じました。
ダイニングにいるよりも、リビングで遊ぶ子どもたち。私がキッチンにいると遊んでいる様子が見えない!
壁がありパッと見えない!
いちいち壁から顔を出さないと見えない!
めんどくさくて仕方がない!
お客さんが来ている時も、お茶の準備などしているとリビングにいる方の顔が見えない!

たしかに、ごちゃごちゃのキッチンの目隠しにはなりますが、なんだか隔離されてるようで嫌です。リビング、ダイニング、キッチンで18畳程度の広さなので、壁で仕切られていると狭く感じてしまいます。

友人宅とも比べてしまう。こだわりたい気持ちは年々強くなる

友人宅の自由設計のキッチンは、オープンキッチンが多く、広々とスッキリ見えます。
どうしても比べてしまいます。キッチンは女性の憧れで1日のうち一番長くいるかもしれません。

そのため、特に気になるのかもしれないし、こだわりたかった気持ちが年々強く感じるようになるのかもしれません。収納はパントリーなどでまかなえます。私はやはりオープンキッチンにしたいです。

リフォームするなら何よりキッチンを変えたい

10年が過ぎ、外壁や屋根の修繕が必要になる時期ですが、私は何よりキッチンを変えたいです。子どもたちも大きくなり、目を離すことができるけど、やはりオープンキッチンにして、一番家族が長くいる、リビング、ダイニング、キッチンを広々とスッキリした印象にしたいです。

やはり建売物件だとこだわりがありません。納得して購入はしましたが心残りがあります。後々、私のように、失敗したな…と思うようになります。一度思いだすと日に日に思いは強くなり、リフォームしたいという気持ちが膨らみます。

しかし、それは大掛かりなリフォームになります。金額もそれなりにかかります。建売物件はお得感がありますが、長い目で見ると、注文住宅のこだわりが大事になってくると思います。長く住み続ける家だからこそ、こだわりの注文住宅に憧れてしまいます。

こだわりと妥協点を知ることはとても大事!

べあ

体験者さまのオープンキッチンに対する思いはすごいですね!

建売住宅は、どこか1つは必ず気に入らない部分があると思います。誰が使っても便利な間取りや機能を付けるのでそうなるのでしょうが、それのどこを妥協するかが大事だと思います。

今回の体験者さまの話だと、生活の動線やその他の部分の便利さを優先することでどうしても妥協したくなかったキッチンを妥協してしまったようですね。結果としてそれが後悔になってしまったようです。

建売住宅でも注文時でも、家を購入するときは、どこにこだわるのか、どこは妥協できるのかを考えておくこともかなり大事だと思います。

どれだけ勉強しても必ず1つは失敗が出てきます。その失敗をあなたがこだわっていない部分にするためにも妥協できる点を知っておくことは大事だと思います。

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