今回はリビング階段に関する失敗談です。
リビング階段はメリットを美化されがちですが、実はデメリットもあることを気づかせてくれます。
体験者さまは、事前にしっかり家作りの勉強をしていたのに失敗してしまいました。
あなたもこのページを見ているということは失敗しないようしっかり勉強しているのだと思います。
つまり、あなたにも同じミスをする可能性があるということです。
ぜひ参考にしてください。
今回はリビング階段に関する失敗談です。
リビング階段はメリットを美化されがちですが、実はデメリットもあることを気づかせてくれます。
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つまり、あなたにも同じミスをする可能性があるということです。
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私は30代後半の三児の母です。
新築をしたのは2015年です。1番上の子が小学校に入学する前の年に念願のマイホームを建てました。
結婚して10年、結婚当初から上の子が小学校に上がる前には家を建てたいと思っていたので、住宅展示場を見に行ったり、雑誌で家作りの勉強をしたり、実際に子育て世代の友人が建てた新築の家にお邪魔させてもらい、自分たちに快適な家作りを構想していました。
住宅展示場を最初の頃はよく見に行っていましたが、住宅展示場の家は中庭があったり吹き抜けがあったりと、今から家を建てる人に夢を持たせる贅沢なつくりでした。
実際に住む家はなかなかそんな贅沢なつくりはできないから、同世代の建てた家を実際にたくさん見て参考にしたほうがいいと家作りの本に書いてあったので、親戚や友人の新築の家をたくさん見せてもらいました。
長い期間をかけてマイホームの構想を練っていたので、子育ても家事もしやすい、自分にとっては快適な家となり満足しています。
しかし、ただひとつ後悔していることがあります。それは2階建てなのですが、2階に上がる階段をリビング階段にしたことです。
雑誌や知人の家で今リビング階段が流行だと知りました。
子育て中の私たち家族にとって、子供達が思春期になった時にいつ帰ってきたか分からないまま2階にあがらず、必ずリビングを通って自分の部屋にあがれば安心だなと思いました。
これは夫婦二人とも意見は一致していて、家族が家でバラバラに過ごすのではなく、家族の気配を感じながら温かい気持ちで安心して暮らしたいなと思いました。
今はまだ子供は小さいですが、思春期になってもお互い顔を合わせてワイワイ団らんできる家がいいなあと思っていました。
しかし、実際に住んでみて、確かに子供が2階にあがる姿を見ることができるので、今どこにいるのかは把握できて安心して家事をすることができますが、冬になると2階からの冷たい風が降りてきてとても寒い思いをしています。
わが家は階段を降りてすぐ目の前がダイニングテーブルなので、冷たい風が降りてくる中での食事は辛いものがあります。
夏場にはリビング階段で不満に思ったことはありませんでしたが、初めての冬を迎えた時に初めてリビング階段の欠点を知りました。
また寝室が階段を登ってすぐのところにあるので、夜にリビングで主人が飲み会をしていると、賑やかな声が寝室まで聞こえてくるのです。
また夜中に喉が渇いてキッチンに行きたいと思っても、リビングを横切らないと行けません。
パジャマ姿をお客さんに見られるのが恥ずかしくて、喉が渇いていても我慢することもありました。
もしリビング階段にしなければ玄関からリビングに入るところにドアがあるので、冬の寒さもリビングの賑やかな声も防ぐことができます。
これがマイホームを建てて1番失敗したところだなと思います。
よく家は三回建てないと分からないと言いますが、図面で見るのと実際住むのとでは、実際に住んでみないとわからないことがたくさんあるのだなと実感しました。
しかし、建ててしまってからは簡単には修正できないので、今は階段の上のほうから後付けでロールスクリーンをつけました。
そして冬の間や飲み会の時だけロールスクリーンを下ろして寒さや音を防いでいます。
せっかく念願のマイホームを手に入れたのに、あれもこれも気にくわないと不満ばかりでは住んでいても楽しくないので、少しでも改善するにはどうしたらいいかと前向きに考えたらいいのかなと思います。
今の不便をどうしたら快適にできるかなと、あれこれ調べたり考えたりするのも案外楽しいものです。
実際に住んでみないと分からないことも多いので、私は親戚や友人が家を建てたいと聞いた時は私の家に泊まり来たらと誘っています。
一晩では住み心地もすべてわかるわけではありませんが、ただ見ることよりはるかに得られる情報があるのではないかと思います。
たくさん色々な意見を参考にし、その中でも自分の希望は持ち続けられるのが理想だなあと思います。
家作りは一生に一度の大きな買い物、周りの人にも後悔してほしくないなあと思うので、家作りの相談を周りから受けた時は自分の体験談を話して参考にしていただければと思っています。
私たちにとってリビング階段が唯一の失敗だったなと思いますが、それ以外では間取りについて自分なりに色々調べたり人の話を聞いていたので、間取りについてはとても満足しています。
最近はリビング階段が本当に多いです。
リビング階段にすると廊下を作ることなく階段を設置できるので小さな家でもリビングを大きくすることができます。
間取りの面でもとても有利な点が多いです。
他にも体験者さまが言っているように子供部屋が2階なら家に帰ると必ずリビングを通る必要があるので家族を感じることができるとてもよい間取りだと思います。
でも、やっぱりデメリットはあるのです。
体験者さまが感じたように、冬場の冷気は図面では分からないですよね。
私が家を建てたときに見学させてもらったお宅では、リビング階段にドアを付けている家がありました。
これもきっと寒さ対策だったのでしょう。
来客時、リビングに降りれないというのも住んでいる人しか分からない意見ですね。
夜に絶対来客の無い家庭なら良いですが、来客の可能性がある家庭なら、その時の家族の行動も考えて間取りを決めることは大事だと気づかせていただきました。
とても貴重な体験談をありがとうございました。
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