新築の間取り、家中の扉を引き戸に変えてストレスフリーに!

べあ

今回は間取りを考える時の扉に関するアドバイスです。

扉はあまり気にしない箇所かもしれませんが、扉を工夫することで、デッドスペースを減らしたり生活を便利にすることができます。
そんなことを教えてくれるアドバイスです。

家を作る時は役に立つ話ですのでぜひ一度読んでみてください!

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引き戸を使えば間取りを最大限に有効活用できる!

以前住んでいた家は、築何十年の古くて小さな一軒家で、部屋の開き戸を開け閉めするのにも苦労するような狭さでした。

しかも、所々にある開き戸は、扉の可動域に何も置けなくなってしまいます。
狭くて収納に困っているのにデッドスペースを埋めるわけにもいかないストレスがありました。

そのため、家を建てることになったときにこだわったのは、家中の扉という扉をすべて「引き戸」にすることでした。

洋室でも大丈夫!引き戸のメリットとは?

引き戸は洋風な物もたくさんあるので、部屋の景観を損ねる心配は全くしていませんでした。

部屋の扉を全て引き戸にしたことで、扉のギリギリにも家具を配置できるようになり、部屋の使い勝手を制限されることがなくなりました。
加えて、開き戸をバーンと開いたときに起きうる衝突事故や、手足を挟んでしまう事故などがなくなり、小さな子供がいても安心して過ごせるようになりました。

最近の引き戸は機能も充実!

また、私たちが選んだハウスメーカーでは、仮に乱暴に閉めたり、きちんと閉まらない程度の弱さで閉めたりしても、ゆっくりと最後まで閉まる機構(ソフトクローズ)を持つ引き戸が標準装備されていました。

さらに、下にはレールがなく上からカーテンのように吊るだけの引き戸のため、レールの段差がなくバリアフリーというメリットもありました。

レールにはまっていないため扉の下はブラブラした状態ではあるものの、気密性が高い家で隙間風もないため、勝手に扉が揺れてガタガタ言うようなこともありません。

元々スペースの確保のための選択だったのが、騒音問題や子供達が手を挟んで怪我をする問題等まで解決してしまい、一石何鳥もの得をした気分です。

引き戸が設置できなくても、まだ便利な扉はある!

特筆すべきなのは、2階のトイレに採用したドアです。
この部分は、間取り上どうしても引き戸にすることができず、仕方なく開き戸を選ぶしかないと思っていました。

でも諦めきれず、ダメ元でハウスメーカーの設計担当者に相談したところ、提携している建具屋さんが引き戸と開き戸の中間のような素晴らしい引き戸を作ってくださいました。

この扉、トイレの外から見たらごく普通の開き戸なんですが、取っ手を引くと扉がスライドして奥の方に引き込まれて開くような仕組みになっています(スライディングドア)。
ちょうど ガレージのシャッターを横にしたようなイメージです。

これにより、扉の可動域は最小限に抑えられて開き戸のデッドスペース問題も解消でき、何より訪問客が「すごーい!」と感動してくれるというおまけ付きになりました。

開き戸よりも引き戸の方がメリットが多い!

開き戸は洋風で格好いいものが多いですが、扉をどちら側に開けるのかをきちんと考えないと、収納がしづらくなったり、開いた扉を避けて通れるだけのスペースを確保しなければならなかったりして、それなりにストレスを感じることもあると思います。

また家族が(何度注意しても)扉を開けっ放しにしたり、「バタン!」と大きな音を立てて閉めたりといったストレスもあるのではないかと思います。

引き戸は、もちろん扉を開けたときに手や足、荷物などが引き込まれて怪我をする可能性はゼロではありません。

しかし、我が家の扉のような機構があれば、

  • 騒音
  • 子供が手足を挟む
  • 開けっ放しになる
  • 扉の周辺に物を置けなくなる

といった悩みは解消されるのではないかと思います。

我が家は木造なので引き戸も木製で、場所によっては採光のため一部をガラスにしてアイアンの装飾を入れてもらったりして、とっても素敵な引き戸になっています。

引き戸だと和風っぽくなってしまうのではないかと心配されているなら、ちゃんと洋風にも馴染む扉がありますのでご安心ください。

開き戸に不安を感じたら引き戸の選択を!

もし、今現在住んでいる家の開き戸にストレスを感じているのであれば、そして、これから家を建てることがあれば、 「扉を引き戸にする」 ことも頭の片隅に置いておかれると良いのではないかなと思います。

家中全てを引き戸にできなくても、ポイントを絞って間取りを考えるだけで、きっとストレス解消に一役買いますよ。

引き戸は狭い部屋では特に有効!ただ、設置上の注意点も

べあ

私も新築をして住み始めた後に、「ここは引き戸にすればよかったな…」と後悔した箇所がいくつもありました。
例えば4.5畳の部屋です。4.5畳のような狭い部屋で開き戸を部屋に向かって開けると、ただでさえ少ない有効スペースがさらに減ってしまいます。

そういう時に引き戸はとても便利です。

べあ

引き戸は、左右に大きなスペースが必要になります。
そのため、間取り上、採用が難しいことがあります。
もし体験者さまと同様に引き戸を多数設置したいのであれば、予め設計担当の人に伝えておいた方が良いと思います。

間取りを決めた後では設置できませんと言われることも多くなると思いますから…

あと、これは私の場合ですが、開き戸よりも引き戸の方が値段が高かった覚えがあります。
コストも事前に確認しておいた方が良いと思います。

べあ

体験者さまが言うように、引き戸は安全面や間取りの有効活用という面で考えてもとても効果的なアイディアです。
部屋が小さい、廊下が狭いなどで不安を抱えているなら、採用する価値が大いにある選択肢だと思います。

とてもよいアドバイスをありがとうございました!

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